「慰めてあげようか?」 見たことのない優しい顔の本城瑠奈は、フェンスに寄りかかって座った。 カシャン 俺も横に座る。 そして、本城瑠奈に軽く身を預けた。 ふわっといい香りがする。 なぜだか知らないけど、落ち着いて…。 2人でいつまでも空を見上げていた。 雲一つない青空が、さっきよりずっと綺麗に見えた。 END