世間が日曜でも、夏休みでも、さくらちゃんが登校するのなら行くぞ!うはははは。
あの茶色みがかったショートヘアーの顔。顔には幼げが残っていて、僕のツボなタイプだ。さくらちゃんの満面の笑顔は……
一度だけしかみたことがないが、その日もう死んでも悔いはないと思えた記憶が残っている。
ふっくんと一平とでそんな会話を交しながら、僕は体育館に行って高等部の入学式の校長の挨拶を適当に聞きながし、教室に戻る。時計を見ると9時54分だ。
新しいクラスを見回す。
今のところ、中等部と違うのは、さくらちゃんと同じクラスになったぐらい。ふっくんと一平は去年も同じクラスだったし、新しく見る人もいない。担任は変わるだろうが、まあ正直どうでもいい。
再び当たり前の日常が始まった訳だ。
数分後、新しい担任がやってきた。
年老いたジジババが来るかと思いきや、来たのは20代の若い女教師だった。
「はいっ! みんな席について~!!」
大きな声で歌うように言ったその教師。いや、ぶっちゃけ歌っている。
数分後、全員が席につく。
「は~い。私の~名前は~~」
黒板に名を書く。
「大泉~響子~」
ていうかいつまで歌ってるんだ。
あの茶色みがかったショートヘアーの顔。顔には幼げが残っていて、僕のツボなタイプだ。さくらちゃんの満面の笑顔は……
一度だけしかみたことがないが、その日もう死んでも悔いはないと思えた記憶が残っている。
ふっくんと一平とでそんな会話を交しながら、僕は体育館に行って高等部の入学式の校長の挨拶を適当に聞きながし、教室に戻る。時計を見ると9時54分だ。
新しいクラスを見回す。
今のところ、中等部と違うのは、さくらちゃんと同じクラスになったぐらい。ふっくんと一平は去年も同じクラスだったし、新しく見る人もいない。担任は変わるだろうが、まあ正直どうでもいい。
再び当たり前の日常が始まった訳だ。
数分後、新しい担任がやってきた。
年老いたジジババが来るかと思いきや、来たのは20代の若い女教師だった。
「はいっ! みんな席について~!!」
大きな声で歌うように言ったその教師。いや、ぶっちゃけ歌っている。
数分後、全員が席につく。
「は~い。私の~名前は~~」
黒板に名を書く。
「大泉~響子~」
ていうかいつまで歌ってるんだ。