小さな最寄り駅を出ると、踏切とコンビニが目に入る。 ずっと歩道沿いに歩いていくと大きな交差点があり、 そのまま真っ直ぐ渡る。 次の交差点を左に曲がると、 急に人気が無くなり、 この先に立つ白い二階建ての 一軒家が、私の家だ。 広い庭やらバルコニーやら、やたら贅沢な外装である。 …あぁ、今日も憂鬱。 そう思った時だった。