私は取り残された様になって、恥ずかしさを隠せず椅子に座り直した。 あんな風にケンカの事を嬉々として話すなんて、やっぱり西園寺くんは怖い人なんだ……。 改めてそう認識する。 私とは、世界が違う。 ―――そう思った時、身体の中心がズキンと痛んだ気がした。 何だろう、コレ……。