「当番?羽村さん学校で当番とかしてるんですか?」
不良が当番なんて、何だか意外だな。
そう思っていると、彼はすごく嫌そうな顔をした。
「気付いてなかったのか?お前の護衛当番だよ」
「えっ!」
羽村さんが言うには、西園寺くんと帰らなくなってから持ち回りで私の行き帰りを見張ってたそうだ。
「ぜ、全然気付きませんでした……」
「まぁ、西園寺に出した条件を守っただけだ。それより……、今日はアイツか。ちょうどいい」
羽村さんは携帯を閉じると、ニヤリと笑ってみせた。
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