「どうしてかな

君を忘れようと

する度に心が痛む

君の鼓動を感じていたい

『愛してる』

その一言が言えずに

僕は君の笑顔を失った

君とともに…

辛くても苦しくても

忘れないでその笑顔

もう1度見せて

僕にだけ

甘い日々の夢を…

僕は祈り続ける

また君に出逢えることを…」



涙が流れた。



りょうに逢いたくなった。



りょうに抱きしめてもらいたい。



「切ない曲だね。」

「……………。」

「帰るね。」

「ああ。気をつけて

帰れよ。」



あたしはすぐ、りょうに

電話をした。



「トゥルルルル…」