「………ずじゃーん♪」

浅羽くんは重たそうな扉を開いた。

「うわぁ」

浅羽くんが開いた扉は、屋上の扉だった。

重たい扉の先には、すごく綺麗な空があった。

「ココ俺の秘密基地♪」

「秘密基地…??」

「そ。ほら屋上ってさ、鍵かかってんじゃん?鍵持ってるのは俺と先生だけ♪」

浅羽くんは少しいたずらっ子みたいな顔であたしを見てきた。