「桜井もサボろっか♪」

「えっ?あたしはいいよ…」

由紀ちゃん待ってるだろうし…

「いいじゃんっ今行っても怒られるだけだし」

浅羽くんが指差した時計を見ると授業始まって20分も経っていた。

「むぅ…」

「ねっ??じゃ、けってーい♪行くぞっ」


浅羽くんは、さりげなくあたしの手を握って、走り出した。