「あ、いちごおー!!!!」

遠くのほうから聞こえた由紀ちゃんの声。
足音と共に大きくなってく。

「由紀ちゃん…」

「もおー、心配したんだから!!ほら、いくよー」

由紀ちゃんはあたしの腕をひっぱって連れていこうとする。

「あ、浅羽くんっ…アレ??」