「じゃ、教室戻ろっか」

「うん」

またいつか見たいな浅羽くんとあの空。


静かな階段に2人の足音が響く。

「あのさ」
「あの…」

見事に被った2人の声。

「桜井、先いいよ」

「え、えっと…」

『また見たい』
その一言がいいたくて…
勇気振り絞って言う…。