それとも、「人間」に習い、アイドール達の文化、文明を築き、私達より巧みに賢く繁栄を極め尽くしてゆくのだろうか――――。




それもいいかもしれない――――私達の後の事を考えれば考える程、迷い、悩み、思考と実行は封じられてゆく――――。



アイドール達が独自の世界を創ろうが、結果、彼女達が争い、消滅したとしても――もう「人間」には関係のない景色――。




ただ、一握りの者達の思惑により、人間が死ぬ――――。





地球環境を守る――


動植物を管理する――




私達は何と烏滸がましいのだろう――。





「別に何の影響もないけれど――――」



「寧ろ、好都合――――」


地球、動植物はそう想っているのかもしれない――。



ともすれば、自ら死を施行するのを「彼ら」は待っているのか――。



かつて高度な文明を築いた先人達も、未来を描けず絶望し、飽きて自らの世界を終わらせたのだろうか――。



あまりにも怠惰に惰性で生きていると、「彼ら」が直接「人間」を裁く――――。



そうなった時、呆気なく「人間」は終わる――――。