強烈な光が、私達を覆う――意識が薄らいでゆく――。
私の創り出した、ワインディングロード、桜並木、花びら達、白い世界、黒の世界――――心地好い世界が幕を閉じる――。
きっと、また逢えるわね――――。
ええ、必ずまた逢える――――。
さようなら――――。
さようなら――――。
白い光は網膜を突き抜け、私の意識は現実の世界へと帰ってゆく――――。
霞んでゆく少女の温もり、微笑み、凜とした姿――――。
白い光は消滅し、暗闇が訪れたと同時に、私は気を失った――――。
さようなら――――舞――――。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…