『うん・・・ならあたし先に戻ってるね・・・』

「おぅ」

あたしは後ろを振返らず歩いた

最後に見せた瞬の顔は見た事ないくらい

切ない顔をしていたから・・・

振り向くと

戻れなくなっちゃう・・・・

戻っている途中

また柚梨亜ちゃんに呼び出され

この前と同じ空き教室に来た

「朝見たでしょ?あたしと慶太くんは今日から恋人同士なの★
分かった?だから慶太くんに二度と近づかないでよ?」

『・・・だ・』

「はぁ?」

『いやだ・・・』

「あんた自分の立場分かってんの!?あたしは慶太くんの彼女であんたは
部外者だよ!?部外者が勝手にあたしらの間に入るなっつうの!!!」

『部外者だけど・・・あたしも慶太の事好きだもん!』

「はぁ!?だからなに?そんな気持ち思ってるだけ無駄なんだよ!!
さっさとそんな気持ち捨てちゃいな!!」

『柚梨亜ちゃんには関係無いじゃん!!』

「もう!!あったまきた!!ここで終わりにしようと思ったけど
あんたがその気ならこっちだって黙っちゃいないよ!!!!
あんたを地獄に突き落としてやる!!」

『え・・・・・』