あれから結羽と別れて

教室には行かず

屋上に来ていた

≪人はいつ死ぬか分からない運命≫

結羽のあの言葉が

頭から離れない・・・

実際あたし

車にひかれて

死にそうだったし・・・

やっぱり伝えないと

後悔するのかな・・・

1時間目が終わりのチャイムが鳴り

あたしは屋上から出た

教室に向かう途中

柚梨亜ちゃんに

「理央ちゃん・・・ちょっといいかな?」

『うん・・どうしたの?』

「ちょっと話があって・・・」

そう言い

柚梨亜ちゃんと一緒に

誰も使ってない

空き教室に来た
柚梨亜ちゃんは背が小さく
髪の毛がフワフワしていて
妖精みたい・・・
こんなかわいい子いたんだって思っちゃう
実際気づかなかったし・・

「・・・・ここなら誰もいない・・」

『えっ?』

「理央ちゃんって慶太くんの事好きだよね?」

図星をつかれてしまって

一瞬

固まってしまった