『グスッ・・・慶太ぁ』


俺は理央を抱きしめた。


「ずっとこうして抱きしめたかった・・・。」


『あたしも慶太に触れたかった』

「また指輪はめてくれるよな?」


『ぅん・・。はずしてごめんね?』

「ううん  もう絶対はずさせない」

『だけど、どうしてここの病院だって分かったの?』

「3日間探した・・・。大阪、神奈川、で 東京に来たんだ・・・。」

『そんなに探してくれたの!?』

「俺だけじゃねぇよ?結羽も湊も瞬もみんな一緒に探してくれたんだ・・。」


ガラガラ~


タイミング良くドアが開いた。

『みんな!』

「理央探したよぉグスッ」

『結羽・・・ごめんね・・?』

「心配かけんなよ?」

『湊・・・。』

「東京にいてよかったよ・・・。」

『瞬・・。』

「みんなお前のこと探してたんだぞ?」

『うっ みんなぁありがとぉグスッ』

「もぅ泣くなって?ほら?よしよし~」

俺は理央の頭を撫でた。

ニコッ

理央は今までで

一番の笑顔を見せた。