「慶太くん ちょっといいかしら?」


「はい・・・」


俺は理央のお母さんについていき

裏庭に来た。



「理央に会ってやってください・・・お願いします・・」

「え・・・・」




「理央昨日泣いたんです。慶太くんに会いたいって」

「理央がですか?」

「はい あの子は気が強いですけど本当は弱いんです。それに東京に来ていつも
慶太くんの名前を小声で呟くんです。私には慶太くんの代わりは務まらないの・・・。だから・・・お願いします 理央に会ってやってください・・・。」

「俺も理央に会いに来たんです・・。」

「部屋は105号室の2階です」

「ありがとうございます!俺 行ってきます」



理央・・・。


お前は泣いてたんだな・・・?


理央が泣くくらいなら

もっと早く来ていればよかった。


俺は理央の病室へ急いだ。