それでもいい・・・。

あたしが慶太から離れて、

将来慶太が幸せになってくれるのなら・・・。

「どうしましょう?」

『東京の病院に行きます。』

「理央・・・?東京に行ったら、慶太くんと離れ離れになるのよ?」

『あたしは・・・もう・・生きれないんでしょ?慶太といても・・慶太の未来を潰してしまうだけ・・・。慶太には・・・幸せになってほしいの!だから・・・あたしは東京に行きます・・・』

「それでいいんですね?」

ずっと黙っていた先生が口を開いた・・・。


『いいんです・・・。あと先生?』

「はい、なんでしょう?」

『慶太には言わないでください』

「え・・・?」

『お願いします!あたしが東京の病院にいる事は絶対に言わないでください!グスッ』

「わかりました・・・。」

『ありがとうございます・・・。」