『ありがとぉ・・・。』


「理央・・・。」

名前を呼ばれ

上を向くと

慶太の顔がゆっくり

あたしの顔に近づいてくる。

あたしは反射的に目を閉じた。

チュッ

慶太の唇とあたしの唇が重なった。

甘い甘いキスだった。



「そろそろ帰るか・・・」

『うん・・・。』

あたし達は2時間ぐらいずっと抱き合っていた。


あたしと慶太は車に乗り込んだ。

ブゥゥゥン~

「なぁ理央・・。」

『ん?なぁに?』

「今日楽しかった?」