それから数日が経ち

今は真夏


ずっと病院の中に居るから


暑さは感じない



ガラガラ~

ドアの方を向くと


あたしの大好きな人が居た・・・。


「よっ!元気か?」


『うん!』

「そんな理央にはこれをやろう~じゃあ~んりんごでぇす」


『うわぁぁぁぁありがとう!』

「今食べる?」

『うん!・・・・てか、剥ききるの?』

「・・・・無理だな」

『もう!しょうがないからあたしがやってあげる!』


10分後~


『ふぅ~やっと出来た!』

「なぁ・・・理央・・・食べる所なくない?」

『うるさいなぁ~だって不器用なんだもん!』

あたしは


わざと頬を膨らませて怒ってみた。

「わりぃわりぃ怒んなって~ほぉらよしよし~」