次の日


今日は慶太が婚姻届を持ってきてくれる。


そばにいれなくても

形だけでも

慶太と恋が出来たこと

あたしが存在していた事を

残したかった・・・。


このわがままだけは

必ず叶えたかった。


ガラガラ~

「よっ!持ってきたぞぉ~」

慶太が来た。

『ありがとぉ』

慶太はもうすでに書いていて

印鑑まで押していた

『本当にあたしでいいの?』

「理央がいいの!昨日も言ったじゃん」

あたしは書き始めた。