『ねぇ・・・慶太・・。』
「ん?何?」
『あたしが死んだら、あたしの事忘れていいからね?他の人好きになっていいからね?他の人と結婚していいから・・・』
「なに言ってんの?俺はずっと理央と一緒にいるって決めたんだよ・・。それに、これからは俺がお前を守ってやる・・・。」
ドキッ
胸が高鳴った。
慶太の真剣な瞳。
こんなに優しい人を
あたしは傷つけるんだ・・・。
本当はずっと一緒にいたいけど・・・。
あたしにはタイムリミットがあるから・・・。
『お願いだからぁあたしの事は忘れてよぉ?グスッ』
「理央?なんで泣いてんの・・・?」
『死ぬのが怖いのぉ・・・。ずっとずっと慶太と一緒に居たかった・・・。』
「なに言ってんだよ・・・‘居たかった,じゃないだろ?‘居る,だろ?」
『あたしには出来ないのぉ・・・グスッもうすぐ死んぢゃうから・・・グスッ」
「理央は死なない・・・。てか、俺が死なせない!理央の苦しみは俺が全部背負うから」
『うぅぅわぁぁぁぁぁん><』
また、慶太の優しさに甘えてる・・・。
このままぢゃ駄目なのに・・・。
最近泣いてばかり・・・。
涙腺が故障してるよ・・・。