「でも・・・理央は死なないからね・・・?」

『・・・・どうして・・・どうしてあたしなの?・・』

バサッ

あたしはしゃがみこんだ。

お母さんはそんなあたしの背中を優しくさすってくれている。

『まだ・・・死にたくないよぉグスッ』

あれからどうやって家に帰ったのか覚えてない・・・。




慶太に会いたい・・・。

あたしは無意識に慶太に電話を掛けていた

プルルルルルルル~

「はい・・・」

あたしの大好きな人の声

『慶太・・・。』

「おぅ 理央久しぶりだな 元気だったか?」

あたしが死んだら

慶太はどうなるんだろう?

あたしが死ぬ前に別れを告げたほうがいいのかな?

あたしの事忘れてほしい・・・。


最初から居なかった人間でいい。