あたしはその日念のために
慶太と一緒に病院に行く事
にした


「何も問題ありません。所でどうして思い出したんですか?」

医者に聞かれた

『慶太に頭を撫でてもらったからです』

「前にもそんな事が?」

『はい…ありました…そのシーンが頭の中で繰り返されていました…』

「そうですか…今日は帰って安静にしていてください。で、お母さんやお父さんは?」

『父はいません。母は半年前から顔を合わせてません。あんな奴親じゃありません』

「そうですか……ちょっと井上くんを読んできて下さい」

『えっ?慶太をですか?』
「はい」

『分かりました』

あたしは慶太を呼びにいった

「終わったか?」

『うん…医者が慶太を呼べって』

「俺?」

『うん』