春に彼らは生まれました。

ありは暗い穴の中で女王に大切に育てられ

きりぎりすは兄弟達ともすぐに別れ、原っぱで独りきりでした。

女王はあり達に言います

「大きくなったらしっかり働きなさい。それが立派な大人というものよ。」

一方、きりぎりすは1人で草を食べる事に飽き始めていました。

何か面白い事がないかな?

とそればかり考えるようになりました。