「総長!!」



「何?」



「近所の公園で、玄武(ゲンブ)に襲われました。仲間がまだ2人襲われてます。」



「分かった。その腕手当してもらって待機してて。」



あたしは報告に来た下っ端の怪我をしている腕を指さして言った。



「凜夏、1人で行くのか?」


「あぁ、玄武なんか俺1人で十分だ。」



あたしは着ているパーカーのフードをかぶりながら言った。
それと同時に、声を低くし口調も変えて男のように話す。



あたしは1人で、近所の公園に向かった。