口を吊り上げ、ニタッと笑うそいつの顔がものすごく気持ち悪かった。



「確かめてみろよ?」



あたしは男を挑発するように、笑いながら言った。案の定、男はあたしの挑発にのり



「後で後悔しても知らねぇからな!!」



右手で拳をつくり、叫びながらあたしに向かって走ってきた。



「うらぁぁああ!!」


男の拳はあたしの顔面めがけて飛んできた。



あたしはそれをヒョイッと避け、男の腹に膝蹴りを入れた。




「ぅっ・・・」



男はそのまま地面に倒れ込んだ。