3時までもう時間がない、


「さすがにルームウェアでお茶会って…」


腕を組み、むーと考え込む。

口を曲げて考えていると、突然ぶるりと寒気が。


「やばっ、トイレ行っとこ」


さすがの私でもお上品なお茶会の途中に
トイレは行けませんの。うふふ


花やら羽やらが彫られた木製の扉。

両開き制になっているその扉の
片側だけをドアノブを握り、
体重をかけ、遠慮がちに開いてみる。


静かに開いたその扉の先には、
まるで外国のような世界が広がっていた。