そのまま部屋をうろうろしていると、
ピンクのドレッサーの鏡に自分がうつる。
そこで初めて気がついたが、
自分が今来ているのはピンクの
もこもことしたルームウェア。
ついさっきまで来ていたはずの制服でない。
誰かが着替えさせてくれたのかなあ…
「もっもしかして都夜さんが!!むきゃあああ」
ああ!そうだったら恥ずかしいけど嬉しい!!
と一人興奮してくるくると回っていると、
再び鏡が視界に入った。
それと同時に、鏡にうつる
舞い上がっている自分も見てしまった。
この時のテンションの下がり様。もう急降下
どうしようもない羞恥心に襲われ、
よろよろと回転をやめる。
「ああ!よく寝たなあ☆」
悪い記憶は無かったことに☆
これが我が春野家の教訓なのだ!