「ふぅ、まだ時間あるし一眠りでも♪」
時計に目をやれば、2時を指していた。
すっかりご機嫌な私は、
起こしていた上半身を倒す。
ふっかふかの枕に頭を預け、
――気がつけば眠りについていた。
「ふ、ふえっぐじょぉん!」
あれ?もしかしてくしゃみで目覚めた??
なんというデジャブ!!
一瞬、目の前のなめらかなクリーム色の
天井に違和感を覚えたが、
すぐにここが月乃さんの家だということを思いだす。
ベットに手をついて、
起き上がりおおきく伸びをする。
「ん゙~~!」
トイレでも行こうかな、と布団をめくる。
ご丁寧にベットの脇に置いてあった
スリッパに足を入れ、軽くラジオ体操。
「結構寝ちゃったなあ。」
手足をぶんぶん振り回し、
時計を見れば3時の10分前。