イヤホンをしていても
はっきりと耳に伝わるその悲鳴。

おどろいて、聞こえる方へ
目をやれば一人の女性が蹲っていた。

通行人がその人に気が付き、
声をかけるとその女性は川を指差す。

通行人と共に、私も川へ視線を移動する

と、そこにいたのは溺れている一匹の犬。


どうやらあの犬の飼い主さんなんだろう・・・

可哀そうに、犬も飼い主さんも・・・

でもこんな真冬に川に飛び込む
馬鹿なんていないだろう、



・・・・・なんて思っていたのに