もうだめだ。瞼が上がらない。
これは、このまま寝ろっていう神様のお告げに違いない。
カクン、と上下に動いていた頭が下がった状態で止まり、私はそのまま夢の世界へ旅立つ……はずだった。
「ぎゃぁああぁあああ!!!!!」
「!?」
恐ろしいくらいのボリュームの女子の叫び声が聞こえたと同時に、ガタガタ揺れる地面。
当然のごとく、何がなんだかよくわからないけれど飛び起きてしまった私。
眠気が良い感じに飛んだ頭で周りをきょろきょろと見渡すと、ほとんどの女子が何故か立ちあがっていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…