もうだめだ。瞼が上がらない。

これは、このまま寝ろっていう神様のお告げに違いない。


カクン、と上下に動いていた頭が下がった状態で止まり、私はそのまま夢の世界へ旅立つ……はずだった。




「ぎゃぁああぁあああ!!!!!」

「!?」


恐ろしいくらいのボリュームの女子の叫び声が聞こえたと同時に、ガタガタ揺れる地面。

当然のごとく、何がなんだかよくわからないけれど飛び起きてしまった私。




眠気が良い感じに飛んだ頭で周りをきょろきょろと見渡すと、ほとんどの女子が何故か立ちあがっていた。