名月先生からせっかく離れたのに、名月先生はすぐに私の傍に来て、私の頭を調べるために覆い被さるような体勢になった。




…さっきより接近しちゃってるし。

顔が熱くて仕方ない。


こんな顔を見られたらどうしよう。




もう、私の心臓は破裂するんじゃないだろうか。

こんなにばくばく動いていて、息だって上手く出来ない。


頭を打った衝撃以前に、名月先生にドキドキしすぎて心臓破裂か酸欠で倒れそうだ。




そんなバカなことを考えていると、名月先生がスッと離れた。