「はい、すみません。少しぼーっとしてて…」 体育の先生の声にむくりと起き上がりながら答えると、先生は少し呆れたような顔をした。 「寝不足か?念のため、保健室に行ってこい。 ひとりで行けるか?」 「…大丈夫です、すみません」 「私がついていきます」