苦笑いをこぼしながら芽衣の言葉にそう返すと、ちょうど前から来た先生と目が合った。 こうして近くで見ると結構大きいんだな、名月先生。 周りの女の子達から頭ひとつ出てるし。 頭ではそんなことをぼんやりと考えつつも、私は先生から目をそらすことが出来なくて固まっていた。 先生も私から目をそらそうとはしなかった。 心拍数の速度が上がる。 気を抜いたら、力が抜けてしまいそう。