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「あれ?さっきここ通った気がする。」

(ほんと広すぎだよー。
でも校舎はすごく綺麗だなー。)
 

「あー、うー、ダメだ。迷った。」
 
(どうしようかな‥)
 
 
そう思い廊下を歩いていると。

 

「あっれー?
菫ちゃんじゃね?」
 

後ろからそう馴れ馴れしく
私を呼ぶ声がしたので
振り返ってみると、
先程の自己紹介で
チャラさ全開だった宇野くんが
立っていた。