「だってめんどくさい」
「久しぶりの同級生にめんどくさいって…」
本当は、めんどくさいじゃない。
ただ逢いたくないの。
あいつに…。
「お願いっ!!私、柚いないと行けないよ」
「何で？」
メールの内容を確認する。
『お元気ですか？西中学校３年２組のみなさん。
さて、あの卒業から５年が経ちました。
久しぶりに集結したいのですが
来週の土曜日の夜、同窓会を開きませんか？
場所は、和み屋。
参加者は、七瀬ハルに返信を。』
「聞いてた？柚？」
「あ、ごめん何も聞いてなかった」
そう書いてあったメール内容に
少し違和感を感じた。
