―…

「ばかだなぁ…」

クスクス笑いながら若い男は化ケ物だった女の最後の破片をつまんで、風にのっける。


「ねぇ、そこに隠れてる君は…僕になんか用?」


それぞれの想いを孕んで、違う朝を迎える。