黙っているあたしに

「どうした?」
とユキは言った


「‥わ、別れよう」

そういうと
思わぬ答えが耳を突き抜けた

同じ場所に空けたピアスが
心臓と一緒にずきんと痛む


「俺も‥そう思ってた」