「…ハァ」

良かった。
あれが夢で。

ちらりと夏女くんを横目でみると
綺麗な字でノートを写している。


…どうか正夢になりませんように



夏女くんが私の隣にいる……。

目が、合う……。

昨日のことを思い出して……。



「…バカっぽ。何赤くなってんの?」





パニクった。