次は順番的にリクくんの番だ
「次、俺?雪乃リク。よろしく。別に呼び捨てでいいから」

リクは、ハルと違って冷たいこの春の桜舞う季節には合わない気がした
でも、リクが喋った瞬間ドクンと胸が騒いだ
懐かしような、切なく甘酸っぱいような記憶の門が少し開いたような気がした