私は美容系の専門学校に進んだ。

元々ヘアアレンジなどにも興味を持っていた私は、美容師を目指したのだ。


紫音くんに貰ったピックでギターをやろうかとも思ったけど、それは私のやりたいことではなかった。

やっぱり、音楽は紫音くんのを聴く方で楽しみたい。


今日も私は新人美容師として、通常の業務の後に、手が荒れるほどの練習をする。


頑張っている時。

心が折れそうな時。

お客さんの笑顔が見れた時。


私の心には、いつも貴方の音が響いてた。