――――――始業式―――――― いつもより早く目覚めた。 空は、まだ薄暗く、鳥の声すら聞こえない。 時計を見ると、5時をさしていた。 「はや…」 さすがに、張りきりすぎたと思う。 いや、張りきってるわけでもないんだけど、初日だからかな。 どうしても早く目が覚めたみたい。 枕の横に置いてあるケータイを取って開く。 “新着メッセージ1件”