「ハイ、うるさくしない。はっしー困ってるっつの」

手を叩いたのは、由香だった。

かばって…くれたのかな。

そう思っていると、由香が私の前に来て、手を差し出して言った。

「じゃあ、改めてはっしー、ようこそ!清正中へ!」

由香の言葉に続いてみんなの拍手がうまれる。

みんなの顔を見ると、笑顔で拍手してくれていて

そんな優しさに、涙が出そうになった。