酸素を吸おうと少しでも
口を開ければ


その舌はあたしの舌を絡めとって
いく。



『ね?気持ちよかったでしょ?』



[・・別に。]



まだ火照る顔を隠すために
下を向く。



『優衣ちゃんが来た1カ月前から
俺は好きだったよ』



本当にこの人は・・。