そんな気持ちを抑えようとしていると


「先輩?明けましておめでとうございます」


茜ちゃんは真っ赤な顔をしたまま俺を見て言う。


にこっと無邪気な笑顔を見せる茜ちゃん。


やっぱり、抱きしめたくなるくらい可愛い。


そんな茜ちゃんを見ていると、俺の口元は自然に緩んでいた。


そんな事をしていたら、いつの間にか順番が回ってきていて


「ほら、順番もうすぐだよ?」


俺は自分の理性を保つ為に、そう言って、茜ちゃんから目をそらした。


順番が回ってきた俺達はおさい銭を投げ


パンッ パンッ


大学合格しますように……


それと――…