―次の日―


迎えに来てくれた拓真と、近所の神社に行く事にした。


有名な神社とかじゃなく、ホント、近くにある地元の神社。


でも、そこも結構人が来ていて賑わっていた。


私達はお参りをし


「ねぇ、おみくじ引こうよ!」


拓真が嬉しそうに私の腕を引っ張る。


そして、ジャランジャランとくじを引き、巫女さんに番号を伝え


「せーのっ!」


私と拓真は一緒に見る。


「やった!中吉だっ!」


私が喜んで、詳しく読もうとしていると隣で拓真はおみくじを見たまま固まっていた。


「どうしたの?」


「これ、何?」


拓真の引いたおみくじには“平”と書いてあった。