不意に目が合う。 すると、あなたは、ゆっくりと、私に近づいて来た。 近づくたびに、胸の鼓動が激しくなる。 私の目の前にくると、私の頭に、すっと手を伸ばした。 「花びら、ついてた。」 そういって、私の右手にその花びらをのせた。 「あっ、ありがとうございます。」 触れられたところが、熱い。