「小野田さん?聞いてる?」

「うん。」
私固まってたみたい。

「返事今がいいんだけど、俺と小野田さん合うと思うんだ。」
えっ、今?普通に待ってくれるんじゃないの?えっ、えっ。

「小野田さん、付き合おう。」「うん。」

何か、押された感じで返事をしてしまった。

「良かった。今日部活ミーティングだけでしょ?俺もだからさ、一緒に帰ろう。正門の前で待ってる。」


加賀君は去って行った。

『綾ちゃん、部活行くよ。』

部活の友達が、来たので部活に行った。私本当に加賀君と?!

『じゃ、ミーティング終わり。明日は朝だから』

『はい。お疲れ様でした。』

正門までは友達と一緒、私は何かを忘れているような?
忘れっぽいって皆に言われるんだけど…

『綾ちゃんどうかした?』

「綾、一緒に帰るんでしょ?」
といきなり声が聞こえ、抱き付かれた。誰かも分からないのでビクッとしてしまった。

「綾?彼氏にビックリしないの。」

『え、加賀君!綾ちゃんそういう事なのね。色々と明日聞くからね。じゃバイバイ。』

私も早口で喋れたらなぁ。
と思いながら、手を振った。