メロンパンメロンパン。
脳内はそればかりに染まる。

残ってますように…
仮に手に入れられなかったら
ただの市販のパンに降格。


階段を音を立てて慌ただしく下り
購買がやっと見えてくる。

すれ違う人の一人が
メロンパンを手にしていた。


走るスピードを一気に上げて
おばちゃんのところまでダッシュ。


カゴには焼きたての匂いが漂う
メロンパンがひとつだけ残っていた。


今日のあたし、ホントツイてる!
朝のバッチリメイクから
それは始まっていたらしい、やはり。


迷わず手に取って購買の
おばちゃんにラス1メロンパンを渡す。


そしておばちゃんは完売しました。の
プレートをカゴに乗せた。


あのダッシュも無駄にはならなかった!
あれはタイムを測っても良いくらいの…

ラストのひとつって
いつもより嬉しいのは気のせい?


今日はまだ何か
良いことがありますようにっ!