直哉と結婚して十三年。 いて当たり前のような彼だが、彼がテレビを見たりしている姿をふと眺めながら、未だに 時々…――無性に不思議な気持ちになる。 ――何で私は鳴瀬くんと…… 夫婦なんだろう……。 決して、悪い意味ではない。 不満な訳でもない。 ただ、…不思議なのだ。